髑髏城の七人 花

IHIステージアラウンド東京
劇団新感線
「髑髏城の七人」Season花
観てきました。

仕事の休みが取れ、思い立ったのが一昨日。
「髑髏城」のサイトを覗いたらチケットがあったので、
迷わずポチッ!
席は期待していなかったのですが、
これがなかなかの良席!!
ほぼ劇場のど真ん中 \(◎o◎)/!
こんなこともあるんですね・・・


さて、
ステージアラウンド東京は、
話題の豊洲市場の向かい側にあります。

最寄駅は、ゆりかもめの「市場前」ですが、
お食事するところがないので、
有楽町線の「豊洲」で降りてららぽーとでランチを済ませ、
20分ほど歩いて劇場へ向かいました。

周りはこんな感じ。
正面に見えるのが劇場です。
20170419-5.jpg
何にもないです。
この辺りは東京ガスさんの土地だそうで、
ステージアラウンド東京は
2020年には解体して東京ガスさんに土地を返すそうです。

間近から見るとこんな感じ。
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スタッフの方が安全に観客を誘導してくれます。

劇場前には、花のポスター。
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鳥のポスターもあります。
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ロビーには大きな暖簾というか垂れ幕。
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こちらがカフェメニュー。
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でも狭いしとっても混んでいたので断念。

売店もあり、
プログラムとグッズは違うレジになっていました。

花と鳥のマスクも展示されています。
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期待に胸を膨らませて、いざ客席へ!

★真っ赤なシートに黒いひじ掛け。
 思ったよりコンパクトな感じがしました。
★客席はゆるい傾斜で、これが曲者。
 たぶんほとんどのお客さんが、
 前のお客さんの頭で舞台が欠けて見えたと思います。
 残念(涙)
 座席は互い違いで配列されているものの、
 座高の高い方が前に来たらかなりきついかなぁ・・・
★お手洗いは2階に一か所だけです。
 個室数も多く、
 スタッフの方が上手に誘導してくださっているので、
 かなり効率的に進んでいますが、
 20分の休憩時間になると、
 お手洗い待ちの最後尾は
 2階のお手洗い前の廊下を一往復し、
 1階への階段を下り、ロビーまで伸びます。
 客席の中央の席からだと、
 まず、ロビーまで出るのに時間がかかるので、
 お手洗い待ちの覚悟が必要です。
★客席の回転と映像の効果で
 気分が悪くなることを心配なさる方がいらっしゃるかもしれませんが、
 ビュンビュン回るわけでもないし、
 ガックンとすることもないので
 あまり心配はないかと思います。



肝心のお芝居は…







実は私、「生・新感線」初体験です。
DVDやWOWOWではいくつか見ているものの、
髑髏城も初めて。

大音響のロックが流れ、
やがて会場のライトが落ちると
否が応にも期待が高まりますね。


中島かずきさんの独特の世界観。
いのうえひでのりさんの外連味たっぷりの演出。
場面によって間口の広さが変わる舞台。
たっぷりの本水を使えるのも、
この劇場のメリットですね。
広角の舞台の端から端までを
出演者の皆さんが移動するところは、
両花道を連想しました。
映像の効果も素晴らしく、
アトラクションを楽しんでいる感覚になりました。

主演の捨之介、小栗旬さん。
長身で細身でカッコ良かったです。
長い髪を振り乱し、
着流しの裾をはだけて、
赤い褌をひらめかせながらの殺陣。
色っぽいですね。
「蜉蝣峠」の天晴を思い出しました。
物語が進むにつれて魅力的になるキャラでした。
ヤンチャで大らかで、イメージピッタリです。

髑髏城の設計に携わったために
命を狙われる少女を演じた清野菜名さん。
小柄でチャーミング。
セリフも迫力があるし、高さのある飛び蹴りもあり、
とてもエネルギッシュでした。

極楽大夫のりょうさん。
ホント美しい!
姿形もさることながら、
声がこんなに美しい方だとは知りませんでした。
良く通って滑舌もよく、舞台映えが素晴らしいです。

単純でお人好しの力持ち・兵庫を演じた青木崇高さん。
最後の最後にたっぷり泣かされました。
「るろうに剣心」と「初恋」の両方のイメージが重なりました。
カーテンコールの最後の最後まで
キャラを演じ切ってくださって、大好きになりました。

天魔王の成河さん。
とっても怖かったです(›_‹)
人間の恐ろしさを存分に見せていただきました。
とても評価の高い俳優さんだということは知っていましたが、
私にとって成河さんといえば、
「マッサン」の鴨居商店の社員や、
「SP」のリバプールの4人組だったので、
すっかりイメージが覆りました。
あの闇の深さ、今思い出してもゾッとします。

謎の狸穴二朗衛門の近藤芳正さん。
抜群の安定感!
まさかあのお方だったとは!

裏切り三五の河野まさとさん。
DVDを拝見しているときから大好きな俳優さんでした。
やはり素敵な俳優さんでした。
セリフも聞き取りやすくすごくよかったです。
組織を裏切る姿が卑劣なんだけれど、
生き残ることへ強い執着が、どこか健気に見えて、
過労死や自殺者が出る社会に生きる私たちへの、
ひとつの生き方の提案に見えてしまったのは、
私の深読みのしすぎでしょうか。

刀鍛冶・贋鉄斎の古田新太さん。
もうなんと言ったらいいのか(爆)
舞台に姿が見えた瞬間に凄いオーラを放っていて、
会場の空気を鷲掴み!!
強烈なキャラクターを力むところなく演じていらして、
涙が出るくらい笑わせていただきました。
捨之介の百人斬りのシーンでは、
ローラースケートをつけての名サポート。
ポテンシャルの高さを見せていただきました。





そして、
無界屋蘭兵衛・山本耕史さん。
舞台に現れた瞬間に、
ただならぬ存在感を漂わせていらして、
私は一瞬にして虜になってしまいました。
天魔王とはまた違った深い闇を抱える蘭兵衛。
天魔王が嫉妬と野心と利己主義だとすると、
蘭兵衛は後悔と忠義と・・・あとはなんなんだろう。
極楽大夫の渾身の愛をもってしても、
救うことができなかった蘭兵衛の闇。
この物語の最大の悲劇を生む要因は
悪辣で残酷な天魔王よりむしろ、
知的で温厚だった蘭兵衛の乱心に他ならないのだけれど、
その計り知れないほどの深い闇と常に共にあった蘭兵衛の生き様が
堪らなく愛おしく思えました。

その蘭兵衛がまだ正気の時、
1幕の最後のシーン。

幾千もの純白の曼殊沙華が咲き誇る土手を
ゆっくりと上って行く白い着物の蘭兵衛。

長い黒髪は風に揺らめき、
固く結ばれた唇には決意、
瞳には憂いの色。

その姿は、
辺りにたちこめるほどの妖気をまとい、
この世の物とは思われぬ美しさでした。




物語の終盤、
この劇場ならではの壮大な舞台セットで繰り広げられる、
クライマックス。

激しく感情と感性が揺さぶられて、
何度も涙が流れました。



2020年には取り壊されてしまう客席が回る劇場を
一度は観ておかなければ、
という気持ちで観劇した「髑髏城の七人」Season花。


笑って、泣いて、驚きました。


また観に来たい!!

鳥も、風も、月も観てみたい!!



この劇場の可能性に、
すっかり魅せられてしまいました。


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1 Comments

みよごん  

朝露さま

拍手コメントありがとうございますm(__)m
共感していただけてすごくうれしいです。
山本耕史さん、とっても素敵な俳優さんですね。
舞台で拝見するのは初めてでしたが、
すっかり心を奪われてしまいました。
これからは目が離せません(^^;

拍手コメントのお礼欄にも記入させていただきましたが、
念のためこちらでもお礼申し上げます(*^-^*)

2017/04/22 (Sat) 10:06 | EDIT | REPLY |   

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